Entries from 2011-01-01 to 1 year

18.気体定数と温度目盛

<アーギュメント> 絶対温度(ケルビン温度)目盛では、 1気圧下における水の凝固点(氷点)と沸点の差の100分の1を 1度としている。 華氏温度(ファーレンハイト温度)目盛では、 1気圧のもとでは水は32°Fで凍り、212°Fで沸騰するから、 1の温度上昇は、絶対温度目…

16. 遷移金属元素の色の由来

<アーギュメント> 遷移金属元素の化合物のほとんどは着色している。 これは、遷移金属原子やイオンが不完全に満たされたd軌道を持っているために d-d遷移が可能となるからである。 AgClやTiO2のような化合物では、d軌道は完全に満たされているか、 あるいは…

14. カルボン酸塩脱炭酸の反応機構

<アーギュメント> カルボン酸の塩類と臭化シアンは次式のように反応して アルキルニトリルを与える。 RCOONa + BrCN → RCN + CO2 + NaBr この反応のメカニズムとして、カルボン酸にシアン化物イオンが攻撃して、 COO-原子団が置換されるというものが提案され…

12. 自由エネルギー変化

<アーギュメント> 単位の対数を取ることはできない。 だから、次のような自由エネルギー変化を示す式の場合にも、 ln Kは無次元でなくてはならない。 いま、次のような反応を考える。 この場合の平衡定数はmol dm-3のディメンション(次元)をもつことになる。…